こんばんは、皆さんはじめまして。
「うずまのよどみ」において、
写真撮影、写真編集、紙面レイアウト等を担当しているyasuと申します。
よろしくお願いします。
さて、現在まさに例大祭の原稿を作成している途中なのですが、
今大変なのが、写真のレタッチです。
というのも、今回の「京都秘封ランドスケープ巡礼本」には百枚を超える写真を掲載する予定となっていて、それらすべてをちゃんとレタッチします。
この作業が大変でいま苦労をしているところです。
さて、このレタッチに関して、実は前一悶着ありました。
現在例大祭で発行する原稿を作っているのですが、ちょうど2ヶ月ほど前に、この巡礼本のプレビュー版の原稿を仕上がりチェックと工程の確認をするために印刷業者さんに出してもらいました。
それが前回のブログ記事に掲載されていた写真ですね。
表紙裏表紙はこんなかんじです。
と装丁は非常にしっかりとしたものだったのですが、仕上がりに関して1つだけどうしても気になる点がありました。
それはコントラストが吹っ飛んでいて、黒つぶれが顕著に出てしまっていたことです。
特に前回のこの伏見稲荷のページは暗い写真が多いので、それがよくわかると思います。
この現象は、初め印刷業者さんの方の問題かなと思っていました…
そしてその後、メイン液晶パネルをかの有名なEIZOのものに取り替えてみたのですが、
その出力結果が全くこの印刷結果と一致していたのです。
つまり液晶が狂っていて、そこから出力される色をもとにレタッチをしてしまっていたために、こんな色になってしまっていたというわけです…
ここで一つ顕著な例を、
かの有名な鳥部野の写真ですが、まずこちらがカメラから撮って出しのものです。全体的にアンダー気味でコントラストが低く、一言で言えば眠い写真です。
それをEIZOの液晶上でレタッチしたものがこちらです。
全体的に明るく補正をかけ、スッキリとしました。
ちなみにこの写真は鳥部野ランドスケープのページにて掲載予定のものですね。
そして最後にLenovoのThinkVisionで編集した物がこちら…
うーんこれはひどい……
液晶のコントラストが低く、かつB成分が強すぎたために、それをおぎなおうため、コントラストマシマシのB成分スクナメというひどい写真の完成です。
というわけで、結果的にプレビュー版でレタッチした写真は、すべて編集しなおしという結果です。
DTPに関わる方は、是非一度、このあたりはまずしっかり整えることが重要だと思います。
しかし、巡礼とは本当にお金の必要な趣味ですね…
旅費、カメラ、レンズ、そして今回の液晶パネルと、お金をかける部門はたくさんありますからね…
カメラ・レンズはもう沼の代表格ですが、液晶も液晶で、とても深い世界です…
それは金銭的な面もそうですが、それ以上にカラーマネジメントという世界にまで踏み込むと、今度は頭も使いそうな世界で……どうなることやら…
それでは、今後ともよろしくお願いします。